うどん発電とは
高松市の産業機械メーカー「ちよだ製作所」が
香川県内で廃棄されたうどんを使って発電しエネルギーとして再利用し、今月末から四国電力に売電を始めるという。
(朝日新聞デジタル「うどん発電、うどん県で始めます 香川・高松、廃棄麺で」より 2013/12/15 15:42)
うどん発電は、香川県内では年間1千トン規模の廃棄麺があることを知った、同社の池津英二社長(74)が発案した。
うどんから作った燃料でうどんをゆでるため「うどんまるごと循環プロジェクト」と名付けている。
香川県内では年間1千トン規模の廃棄麺がある
香川県内では年間1千トン規模の廃棄麺がある事に驚いた。
1千トン=1,000,000kg (100万kg)である。
100万kg ÷ 365 =2740kg 単純計算で毎日約2,7トンのうどんの麺の廃棄があるという事になる。
どうして麺が毎日、2,7トンのうどんの麺の廃棄があるという事になるのであろうか?
「年間最大18万キロワット時を発電し、年間約700万円の売電収入を見込むという。」ともあるが、
そもそも、年間1千トン規模の廃棄麺は700万円以下の価値なのでしょうか?
うどんは通常1玉(1人前)200から300グラムです。
1人前を250グラムと考えたら、1日の廃棄量2740kgは10,960(杯)人前に相当します。
年間では、400万(杯)人前に相当します。
うどん発電とは素晴らしいアイデアとは思いますが、廃棄麺を無くす努力の方が良いのかも知れませんね。
年間1千トン規模の廃棄麺を作るのにも光熱費や人件費、運搬費、材料などが掛かっていますし。
うどんミュージアムでも、なるだけ廃棄麺を無くす努力は日々心掛けていますし、
(製造はしていないので)そこまで廃棄麺が出るのは想像がつきませんね。