和歌山県産の紀州南高梅を練り込んだ梅うどん
梅うどんとは
梅うどんとは、創業昭和25年に和歌山県の成戸治雄さんがナルト製麺所を立ち上げ
職人気質で食通だった祖父の血を色濃く受け継いだ
3代目の成戸真司さんが平成元年に梅うどんを発売開始した。
毎年のように食感の改良に取り組み、現在でも多くのお客様に支えられ人気のうどんである。
紀州梅うどんが出来るまで
創業昭和25年のナルト製麺工場に嫁いだフミコさんが
朝から晩まで麺作りに追われながら新商品を考えだす毎日。
そんなある日、フミコさんにお客様から届いた1通の手紙に
「子供が喜こんで食べてくれるような七色のうどんを作ってほしい。」
「夢のある商品開発をして頂けますよう期待しています。」との文章が。。。
ちょうど若者向けの商品開発を考えていたフミコさんは、そのご意見を参考に
「白いばかりがうどんではない!」と、早速七色うどんの開発に乗り出しました!
そんな中から地元和歌山の特産品を活かした梅うどんが開発されたのです。
梅うどんの製造工程
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紀州南高梅の完熟した梅肉だけを練り込んで丁寧に作り上げた「梅うどん」 しかし、梅は酸性の為(食べると体の中でアルカリ性になる)うどんの原材料になる 小麦粉の成分のグルテンと混ざりがとても悪く、 最初は分離してしまい、麺になりませんでした。 でも諦めずに試行錯誤を繰り返しながら、約1年間かけて完成させたのが この「梅うどん」なのです。 (どうして麺にしたのかは企業秘密です。) |
麺に練り込むのは三日三晩の土干しをしただけで 何の調味もしていない昔ながらの白干梅。 種を取り出し、丁寧に練り上げてペースト状にした白干梅の梅肉はなめるととても酸っぱい! 天然塩のみを使って漬け込んだ梅肉ですので後口はとてもさわやか。 すっきりした酸味がクセになるお味です。 その梅肉を小麦粉にまんべんなく練り込み 空気を沢山入れながらふんわりと撹拌していきます。 そして真っ白だった小麦粉が、こんなに淡いピンク色になるのです。 |
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梅うどんを機械で帯状に伸ばしていきます。人の手では帯状になりません。 試しに手でギュッと固めてみてもパラパラっと粉状のままです。 それを棒に巻きつけてこのような麺帯が出来上がります。 そしてこのまま乾燥しないように被いをかけて熟成させます。 この熟成時間を決めるのが熟練の職人の経験と勘です。 こうして熟成させる事で麺の中の水分が均一に行き渡り茹でた時に よりなめらかな口当たりのうどんに仕上がります。 |
そしていよいよカットです! 同じ太さになるように気を付けながら 梅うどんは少し太めにカットします。 かわいい竹の丸ざるに入った梅うどんはざるうどんですので 少し細のささめ切りにカットします。 カットした麺は、お互いにくっつきやすいので、すぐに全体に打ち粉をまぶします。 |
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練り上げてすぐの「梅うどん」を手で触ると、 ほんのりあたたかくふんわり梅の香りがしますが これを茹でていただくと、お湯の中でパッと梅の色合いが出て お部屋いっぱいに梅の香りが広がります。 召し上がっていただく前の調理の段階から こんなにドキドキするうどんは他には無いでしょう! |
「もしかして、すっぱいの?」という質問がありますが いいえ、すっぱくありません。 ふんわりと梅の香りが漂う、 やさしい口当たりのうどんです。 温かい「かけ梅うどん」、冷たい「冷やし梅うどん」 どちらも「梅うどん」の香りと風味を引き出します。 しっかりしたコシ、なめらかなのどごし。 ふんわりと紀州南高梅の香り。 |
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梅うどんの作り方
U-1グランプリで梅うどんが評価部門2位!売り上げ部門3位!
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日本一のうどんを決める「U-1グランプリ」が 東京都内で開かれ、来場者の投票で決める評価部門で 和歌山の「梅うどん」が2位に、売り上げ部門では3位になりました。 地域によって調理法や食べ方の違う 和歌山県からは、 梅うどんは、 |