ごまだしうどん

 

佐伯ごまだしうどん

佐伯ごまだしうどんとは、大分県佐伯市に、古くから親しまれている”ごまだしうどん”という郷土料理。
「佐伯ごまだしうどん」は、豊後水道で捕れた魚にゴマや醤油等を加えペースト状に作ったものに
「ごまだし」を茹でたうどんにのせてお湯を注ぐだけで食べることができるものです。
また数年前には、農林水産省が実施した「農山漁村の郷土料理百選」にも選定されました。
 

  

佐伯ごまだしとは

「佐伯ごまだし」とは、鮮度のよいエソ類などの白身魚の頭と内臓を取り除き、皮がついたまま焼き、
(皮がついたまま焼くことで、身がはがれやすくなり、焦げ目がつくまでよく焼くと香ばしさが増す。)
(昔は、この焼く作業を「火ぼかし」と言っていました。)
こんがり焼いた白身魚の身をほぐし、ゴマや醤油などを加えて擂り潰して作る調味料。
 

佐伯ごまだしの歴史

佐伯市沿岸部の地域では年間を通して水揚げが多い白身魚のエソ。
このエソが大量に獲れたときに調理して保存しておけば、忙しいときでも簡単に食べられる。
自然と生活を共にした漁師の家の台所から生まれたのが、ごまだしの始まりと言われます。
いつの頃から食べられてきたのか、はっきりした記録はありませんが、佐伯市沿岸部の地域ではどの家庭でも郷土料理として食べられています
それぞれの家庭で作り方にこだわりがあり、微妙に異なる「家庭の味」があります。
近年では飲食店のメニューとして提供する店も増えてきました。また鮮魚店などで瓶詰めのごまだしが売られるようになってきました。
 

佐伯ごまだしうどんの食べ方

豊後水道に面した大分県佐伯市の名物「佐伯ごまだしうどん」は、ゆでたうどんに「ごまだし」をのせて、上から熱湯を注いで作ります。
魚のダシとゴマの風味が効いたおいしいうどん手早くできる、漁師町の生活の知恵が生きた郷土料理です。
 

ごまだし大使

佐伯市は郷土料理「ごまだし」の知名度アップを目指して、同市出身の人気お笑いコンビ「ダイノジ」を「佐伯ごまだし大使」に任命した。
市役所での任命式に出席した大谷ノブ彦さん(38)と大地洋輔さん(38)は
「日本中にごまだしのおいしさを伝えたい」と意気込みを語った。
西嶋泰義市長が「佐伯のごまだしが日本のごまだしとなる日まで大いにPRしてほしい」と任命状を交付。
PRグッズとして2人の名前とごまだしうどんの作り方を記した名刺200枚とたすき、特製Tシャツを手渡した。
大地さんは得意のギターの弾きまねパフォーマンス「エアギター」と合わせて、
ごまだしうどんの食べまねも披露し、早くも宣伝大使として“初仕事”。
大谷さんは先輩タレントにごまだしの瓶詰をプレゼントした逸話を紹介。
「松本人志さんと木村祐一さんが『こんなうまいものを食べたことがない』と絶賛してくれた」と明かした。 
大地さんはエアギター世界選手権で2連覇したとして2008年に第16回大分合同新聞社賞を受賞している。

佐伯ごまだし大使に任命されたダイノジ・大地洋輔さん(左から2人目)と大谷ノブ彦さん(同3人目)
 

佐伯ごまだし暖簾会

「佐伯ごまだし暖簾会」は、佐伯地域において「佐伯ごまだし」を提供する飲食店、
仕出し店、魚屋、加工所などが集まり「佐伯ごまだし」を活用した、食による地域おこしを推進する目的で平成19年に設立された団体です。
現在28社の会員が力を合わせ、他の地域へのイベント参加や佐伯ごまだしのキャンペーン開催などに取り組んでいます。

佐伯ごまだし暖簾会ホームページ

大分県佐伯の本物ごまだしうどん

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